いつかまた…

□8話
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出雲荘にいるNo.02"松"の羽化が焔によって知らされた数日たったそんなある日、


高美「司信今日はもう帰っていいよ。
しばらく出雲荘に行っていないんだろうからまだ時間あるし会いに行けばいいわよ?」

『高美さんありがとうございます。
ではお先に失礼します』


高美にもう帰っていいと告げられた司信は着ていた白衣の代わりに普段羽織っている羽織を仕事着の上に羽織り出雲荘に向かおうとしていたが、


鴉羽「やあ司信、もう仕事は終わったのかい?」

『ああ鴉羽、高美さんに"もう帰っていい"と言われてね。
そちらは?』

鴉羽「ああ自分の葦牙の夏朗だよ」

夏朗「はじめまして、君のことは鴉羽から聞いているよ"最強の葦牙"さん」


仕事場から出てしばらく歩いていたら車に乗った鴉羽とその車を運転している鴉羽の葦牙らしい見慣れない男性-一ノ宮夏朗-に出会った。


『む、その名はあまり言わないでくれ。
ただでさえ次の第弐段階で私の容姿をばらすみたいだしね、あのバカ社長は。
とりあえずはじめまして夏朗、私のことは司信でいいよ。
それより鴉羽、その様子だとどこかに行くみたいだがどこに行く気だ?』

鴉羽「これからむーちゃんの所に顔見に行くんだよ。
そうだ司信も来るかい?」

『ふむ、目的地が一緒のようだから行くとしよう。
それともう結には会ったよ、姿は本当に結女にそっくりだ、中身が違うけどね。
まだ見極めるには足りないがね』

鴉羽「そう、もう会ったんだ。
それじゃあ一緒に行こうか、夏朗司信も乗せるけどいいよね?」

夏朗「いいよ、じゃあ僕の車に乗って行こうか司信」

『ああ、ありがたく同席させてもらうよ』


こうして鴉羽達と一緒に出雲荘に向かうのであった。




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