いつかまた…
□5話
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久しぶりに焔に会った数日後、高美の助手の仕事をするのは次の日なので司信は趣味の写真撮影のためにミコを連れて外へ出ていた。(伊達メガネ着用)
『やはり自分で歩きながら撮ったほうがいいですね。
ミコは退屈ではないですか?』
ミコ「ニャー」
『そうですか。
ではご飯の時間には帰ってきてくださいね』
ミコ「ニャ!」
ミコはいつもの定位置から降り、どこかへと走って行った。
(周りの人には"なぜ会話が成立しているんだ"、という目で見られている。
本人談『なんとなくわかるものなんだが』)
『いい天気ですね。
ですがなぜか今日は不幸なことが キィー、ドン、ブーン …ありましたね』
何が起こったのかというと司信のいる近くで轢き逃げ事件発生、轢かれた女性は見た限りでは重傷であった。
さっそく予感が的中し"やはり自分の勘は恐ろしいな"、と思いながら今車に轢き逃げにあった女性の所へ走って向かった。
『大丈夫ですか?
すみませんが救急車をお願いします』
通行人1「わかった今連絡する!!」
近くにいた通行人の男性に救急車を呼ぶように言った。
『すみませんができるだけ清潔なタオルを持っている方はいますか?
止血をするので今すぐください』
通行人2「俺のを使ってくれ!!」
通行人3「私のも使ってください!!」
次々とタオルを持ってきてくれる人が多くいたので何とか応急手当はできた。
数分後、ようやく救急車が到着した。
『近くの病院に急いでください。
止血はしましたが出血がひどいです』
救急隊員「わかりました。
失礼ですがあなたは?」
『私は医者です。
一緒に付き添いますよ』
救急隊員「わかりました。
近くの"氷山会病院"に向かいます」
『お願いします』
救急車は"氷山会病院"へ向かって行った。
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