ゼルダの伝説
□トワイライト
1ページ/1ページ
影の領域は夕暮れのように薄暗くどこか寂しさを感じる。
「ん?どうしたのリンク。」
休憩途中に泉が沸く森の中で人の姿のままで居られる司令官は衣服を脱ぎ捨て水浴びをしていた。
疲れてしまって眠っているミドナを確認してから1人体を洗っていると狼のリンクは草影から顔を覗かせていた。
「眠れないのかな?一緒に体洗う?」
優しく笑いかけながら手招くと、トコトコと泉に入ってくる。
本当に利口な狼だと感心しながら頭を撫でる。青い瞳は少しギラ付いている事には気付かない司令官は何も纏わぬままリンクの体を両手で上から下に擦り洗う。
「なんだか息が荒いようだけど暑いのかな。」
ハッハッと呼吸音が静かな泉では良く聞き取れた。
どうしたのだろうとは思いつつもリンクのお腹に手を差し入れると手足ではないものに触れた。
触れられたリンクは反射的に立ち上がる。
「あ、え?・・・もしかして繁殖期なのリンク。」
少し覗き込んだ先に見えたものは普段は見えることの無い膨張して硬くなっている生殖器。
だから息が上がり勃起しているのかと理解できたが其にしては動物らしくマーキングや遠吠えは見られなかったなと不思議に思えた。
「困ったな、他にメスの狼は見ないし。旅の途中だから恋人を探してあげてる暇はないよ。」
「ガゥ!」
「きゃっ。」
我慢して貰うしか無いだろうなと立ち上がろうとする瞬間に前足でリンクは司令官を押し倒すと彼女は後ろに尻餅を付いて倒れてしまった。
「もう、リンクったら危ないよ。・・・っ!何するの!」
じゃれて来たのかと思ったがリンクは倒れてさらけ出されている彼女の股間に顔を寄せてあろうことか舐めはじめてしまう。
驚いた司令官は足を閉じようとするが足の間に頭を入れられ閉じることが出来ない。
「ダメだよっ、リンク!発情期だからって!ンッ、アッ。」
何度も擦るように舐められ思わず艶のある声が溢れてしまった。
その声に反応を示すかのように舌が性器の中に入れられる。
「アッ!や、こんな、ンッ。」
獣に舐められて敏感に感じてしまう体に恥ずかしく顔を真っ赤に紅葉させ喘ぎ声を手の甲で押さえるが漏れ出てしまう。
リンクが顔を放した瞬間を見計らい逃げ出そうと後ろを向き立ち上がる前に背中からのし掛かられてしまう。
「それだけはっ、ダメだよリンク!」
その態勢は交尾そのもの、リンクのモノを受け入れやすい体勢になっている事に気が付き慌てて止めるように言うがその目は獣だった、自分の性器に軽く当たる狼の生殖器に恐怖と受け入れたいと体が疼くのを感じてしまう。
「ウッ。」
「あぁっ!アッ、アッンッ。」
2つの性器が擦り付いた瞬間腰を打ち付け一気に奥まで入り込んだ。
受け入れてしまった彼女の腟内ははじめて感じる感覚は酷く快楽が駆け巡った。
脳まで甘く痺れる余韻を与えること無く何度もリンクは腰を前後に動かし快感を貪るように打ち付ける。
「ンッ、ンッ、アッ!」
片手で口を押さえながら声を堪えようとするが打ち付ける振動で弾んでしまい上手く押さえることが出来ない。
泉の水音とは違うトロミのある蜜が溢れて打ち付ける度イヤらしく響いていた。
自分自身から出ている音にすら興奮を感じて子宮が疼く。
ミドナに気が付かれたらどうしたら良いのか脳裏に浮かぶが快感に麻痺した頭では解決策は浮かばず感じ続ける感覚を求めてしまう。
「もっ、ダメっアッなんかキちゃうよっ!」
だんだんと息が速くなり体が限界をむかえていると感じた、もっと刺激が欲しいとリンクのモノを擦り付けて欲しいと叫びそうになる。
そんな司令官に合わせているかのようにリンクは深く打ち付けるスピードがあがった、もうお互いに限界をむかえていた。
「アッ!あぁっ!」
全身を震わせて力が入ると果ててしまった。
波のように押し寄せる快感に心臓はバクバクと脈打つ、顔を紅葉させたまま自身の下半身に目を向けると股の間から垂れ出るリンクの精液。
「・・・人間と狼じゃ子供は出来ないけど・・・、もうこんな事しちゃダメだからね。」
まだ息が荒い司令官の唇を舐めるリンクに理解してくれているのか疑問に思ったが今度からはリンクの発情期中は服を脱がないように注意をしようと誓う。
まだこれはリンクが同じ人間だとは考えも付かない司令官、真実を知ることになるのはもう少し先の話し。