夏の風物詩

□心霊スポット
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「浜辺の女幽霊」

彼は、友達四人で心霊スポットとして、有名な場所へ遊びに来ていた。
その当時、彼は怖いもの知らずで、「幽霊の出る所があるから、行こう」と友達に誘われれば、行っていたという。
彼は、幽霊が出没する浜辺に着いた途端、ユラァッと佇む女性を見つけた。
回りの友達は、居ないね〜と言う中、彼は、女性を見ていた。
何で一人で此処にいるのだろうか?
「さあ、帰ろうか。」
誰かが言った瞬間、彼に悪寒が走り抜けた。
浜辺に佇む女性の姿が消えた刹那!
前髪で顔の見えない女が、異常なスピードで彼に近付いた。
そして、彼の顔の真横で髪の異状に長い女性が、
「…逃がさない」
と囁いた。
彼はしまった!と思い、友達を無視して、急いで車に逃げ込んだ。
一人、佇んでいた女は噂の幽霊だったのである!
しかし、女幽霊は彼を追って、車まで、着いて来たのだ。
その瞬間、彼がしている数珠のブレスレットが弾け飛び、女幽霊は消えてしまった。
彼は友達に事の顛末を話し、急いで、その場を後にした。
もしも、そのブレスレットをしてなかったのなら…と彼は笑いながら、話していた。
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