夏の風物詩

□映画のチラシ
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これは、姉がとある映画のチラシを取ってきて観た夢だそうです。


「ATMの幽霊」

その日、彼女はATMでお金をおろそうとボックスの一台しか無い所に入っていた時の話です。
何と無く、薄暗いATM内で視線を感じたので彼女は、顔を上げました。
しかし、何もいません。
それは、当然でした。
前方には、機械しか無いのですから、視線を後ろから、感じるのであれば、あるでしょうが、前から、感じる筈もありません。
ほっとした彼女は、また、画面を見ました。
また、視線を感じます。
そこで、また、彼女は見ました。
次の瞬間、彼女は悲鳴を上げました。

「きゃああああっ!!」

ATMの機械の上にフランス人形が置いてあったからです。
人形は、ジッと彼女を見下ろしていました。
彼女は、慌ててATMのボックスを逃げ出しました。
そして、家に帰宅した彼女は、ほっとしたその刹那、凍りつきました。
窓ガラスにフランス人形がこちらを見ていたからです…。

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