夏の風物詩

□心霊スポット
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彼は、細身でお洒落で格好良い人でした。
だから、いつも身につけている数珠の腕輪もアクセサリーの一つなんだと思っていたんです。
ある夜、その人と姉、もう一人の友人の四人でドライブに行きました。
ドライブの途中で、誰とも、無しに
「何処に行く?」
と訪ねられたので、私は、
「心霊スポットに行ってみたい!」
と答えました。
生まれてこの方、行ったことが無いのでそう答えました。
「心霊スポット…」
彼は私の答えに一瞬の躊躇いの後に笑いながら、心霊スポットに纏わる話を始めました。
彼は所謂、霊感体質だったのです。
数珠のブレスレットも実は、魔よけのお守り。
彼が体験した話を二話、続きでお話します。
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