【小説】vitaminX B6

□始まりの一歩【一ルート】
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先生は、みんなの先生だ。



みんなに優しくて、みんなを心配してて。



俺だけの先生でいてくれ、なんて言わない。



そんなこと、言えない。



きっと言ってしまったら、先生は困るだろうから。

悩んでしまうだろうから。






アンタが笑顔でいられるなら、俺はずっと見守っているだけでいい―――なんてカッコつけてた。





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