さて今回は

恋が初めての中一の男が舞台のお話




俺は佐藤翔(かける)!今年から中学生になったばかりだ!

部活は小学生の頃からやってる
バスケ部でがんばってるんだよ!

大きなつり目をしてるんで
みんなからツンクなんて呼ばれてる

??「翔くーん そっちにポカリの粉な〜い?」

おっと先輩に呼ばれた!

翔「はい!これですよね?」
??「ありがと〜」

この人は
山田咲(さき)
俺のバスケ部の2年生のマネージャーだ!


笑顔が素敵で可愛くて
しかも胸までおっきい!

みんなのアイドルだ…


そう…みんなの……



先輩とは4月に出会ってからもう3ヶ月ほど経つけど…


どうやら俺は
先輩に恋をしてしまったようだ…


毎晩先輩の事を考えて眠れなかったり

話せると、とても嬉しかったり

今だって
ちょっと話しただけなのに
スゴくドキドキしている


でも先輩は優しいから
みんなに人気がある…


きっと彼氏もいるんだろう…


きっと先輩の中で俺は部活の人ってくくりの中のモブなんだろう…

だからせめて良いところ見せたくて
部活を張り切ってるけど


いつもミスばかりで
かっこ悪い所ばかりだ…

咲「……ん? …くん! 翔くんってば!どうしたのぼーっとして?」
翔「のわ!先輩すいません」

咲「もう…今の話聞いてた?」
翔「話?」

咲「聞いてないか…もう一回言うね!日曜日カラオケに行きたいんだけど…私カラオケの場所がわからないのよ…
翔くんこの辺の人でしょ?
良かったらカラオケの場所まで連れてって欲しいんだけど…空いてるかな?」


俺は祖父の法事があったけど
アッサリ首を縦に振った!




そして日曜日……


俺は自分に出来る限りのオシャレをして

先輩との待ち合わせ場所に自転車で向かった!

5分前に到着!


先輩はまだ来てないようだった
暇だったので親に借りた時計のストップウォッチ機能で遊んでると


咲「ごめんごめん…遅れたよ …
自転車久しぶりでさぁ…」



先輩キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!


先輩は白いワンピースにカンカン帽?
オシャレに疎い俺にはわからない物を身につけていた


翔「いやいゆ今来たとこっすよ」

咲「本当?5分も遅れてごめんね」


翔「いやいや全然大丈夫ですよ!それより早く行きましょうか」


これ以上先輩を見てるのはもう限界だった


自転車でカラオケに向かってる間ほとんど会話ができなかった…

道が細くて一列になっていたからだ…
良い事と言ったら
先輩が着いてきているか確認に後ろを振り向いたところ

偶然にもワンピースの奥底から
星柄のパンツがチラッと見えたことぐらいだった



そんなに距離があるわけじゃないので10分ぐらいで着いてしまった


カラオケに着くと
先輩は直ぐ友達に電話していたようだ


聞こえてくる話を聞く分には
カラオケで一緒に遊ぶはずの友達が1人も来れないっていう
話らしい!



これは!!

神様は俺に先輩を誘え!
と言ってるのだな!


俺は電話を終えてちょっと落ち込んでる先輩に言ってみた

翔「先輩、友達来れないんですか?」

咲「そうなのよ…どうしよ〜」

翔「そ、それなら〜えと…俺と、いや僕と一緒にカラオケでもいかがでしょう…」

うわっ気持ち悪い言い方だなぁと自分で思ったが返事を待ってると

咲「本当!?折角ここまで来たしね!私はいいよ〜」


やったぁぁぁぁぁぁ
危うく叫びそうになったよ



しかし
カラオケ店員「只今満員なんです…
次空くのが2時間後になりますね…申し訳ありません」


神様ぁぁぁぁぁ
なんてなんて俺は不幸なんだろ…


先輩も苦笑いしてるし…





結局帰ることになって
なんか時化た空気のまま終わったよ…

先輩を送ったあと
直ぐ家に帰って
今日を悔やんだよ……




まぁ良いんだ!


今日は先輩といつも以上に沢山お話出来たし!
パンツもみれたし!
先輩のウチもわかったし!



とりあえず今日は100点満点中46点はとれるかな?


なんてポジティブに考えながら
俺は静かに眠りについた……

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