アヴィス

□大切な友人
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「ごめんなさい。」

エリオットの告白は断った。

だって私、私はリーオが好きだから。





「リーオ」

「エイダ」

クリスマスの今日。

職員室から死角になっている、噴水の広場にはカップルが集う。

その中に、エイダとリーオがいた。


お互いの名前をよび、隣にぴったり座り、手を取り合い、口づけをする。


ズキン…


胸がいたむ。

窓の外には雪。

大好きなリーオとエイダが幸せなら、それでいいだなんて強がり、言えやしないけど…


なるべく他の事を考えよう。

泣いちゃだめだ。


溢れてくる涙をぐっとこらえ、私は寮へと急ぐ。

リーオ…


幸せになってね

---end---

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