アヴィス

□大切な恋人
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「エリオット」

「なんだ?はるちゃ」

「えへへー。読んだだけー」

時刻は午後8時。

あともう少しで私は寮に戻らなければいけない。

ここは、エリオットの部屋。

リーオは、私たちの部屋にいるから気兼ねなく過ごせる。

…空気よんだのかな?



エリオットはベッドに転がり、本をよんでいる。


「おーい」



「…。」



「エリオット」



「…。」




「エリオットー」




「…。」




集中してるみたい…。


つまんないの。


むぅ…



私は、ベッドにダイブした。


「おい…、はるちゃ!!////」


エリオットに抱きつく。

「私と本、どっちが大事なの?」


こんなことで拗ねてる自分が恥ずかしい。

エリオットの胸に頭をうずめた。


「…あー!悪かったよ。」

「むぅ…」

ほっぺを膨らます。

エリオットが、ほっぺを指でつっいた。

「俺に、お前より大事なものなんてねぇよ。」


エリオットが私を押したおして、キスをくれた。

今までにない、ちょっと大人なキス。

その深さに、愛が感じられた。

愛しくて愛しくて愛しくて。

その長い長いキスが、いつまでも続けばいいのに…。

そう思いながら、私たちは甘い時をすごした。



---end---

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