歪みの国

□歪んだお茶会 2
1ページ/3ページ





「おーい、アリスー。お茶会初めっぞー」


「はーいっ」



「第二回 歪んだお茶会っ!!」


「いぇーぃ!!」


「はい。司会は前回に引き続き、アリスでーす。今日のゲストは、お茶会といえ
ばこの人!!帽子屋でーす!!」



「おぅ!!」


「では、いきなり、恒例の愚痴をお願いします。」



「俺は…その…。」


「え?」


「ツンデレみたいな扱いを受けていないか?」


「ぁー。まぁ、そうだろうね。」



「ツンデレって、俺はツンの要素は充分だけど…デレの要素なくね?」


「…自覚がないことに、驚きました。」

「え?え?」






「やっほー!!楽しんどるかぁー?」

「あ、きもぃのきた」

「きもぃのきた」


「なんだよー。ひどいなぁーー。」

「どうせ、晴うさぎだ。生の帽子屋見たかったとかだろ?わざわざ来るなよ」



「な…図星だけどぉ…、ヒロインとしてその口調はどうかと…」


「ほっとけよ。で、晴うさぎ。いつまで居座るつもり?」


「ひどっ!!いまきたばっかだし。ナイト●アプロジェ●トさんに訴えられちゃう
よー」



「おい、今日のゲストは俺だぞ。」


「だね。帽子屋、お茶でも飲もうか。」


「いやん。帽子屋は晴うさぎとだべるのー」


「…よし、ここはじゃんけんで勝負。」

「ちょ…勝手に」

「勝った方が帽子屋を独占する」

「だから…」

「よし…じゃんけん準一級をもつ私が、はるちゃなんぞ蹴落としてくれるわ。」

「くっ…。帽子屋狂愛の晴うさぎが負ける訳には」

「だから、勝手に決めんなよーー!!」













『最初はグー、じゃんけんぽいっ』
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ