歪みの国
□歪んだお茶会 2
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「おーい、アリスー。お茶会初めっぞー」
「はーいっ」
「第二回 歪んだお茶会っ!!」
「いぇーぃ!!」
「はい。司会は前回に引き続き、アリスでーす。今日のゲストは、お茶会といえ
ばこの人!!帽子屋でーす!!」
「おぅ!!」
「では、いきなり、恒例の愚痴をお願いします。」
「俺は…その…。」
「え?」
「ツンデレみたいな扱いを受けていないか?」
「ぁー。まぁ、そうだろうね。」
「ツンデレって、俺はツンの要素は充分だけど…デレの要素なくね?」
「…自覚がないことに、驚きました。」
「え?え?」
「やっほー!!楽しんどるかぁー?」
「あ、きもぃのきた」
「きもぃのきた」
「なんだよー。ひどいなぁーー。」
「どうせ、晴うさぎだ。生の帽子屋見たかったとかだろ?わざわざ来るなよ」
「な…図星だけどぉ…、ヒロインとしてその口調はどうかと…」
「ほっとけよ。で、晴うさぎ。いつまで居座るつもり?」
「ひどっ!!いまきたばっかだし。ナイト●アプロジェ●トさんに訴えられちゃう
よー」
「おい、今日のゲストは俺だぞ。」
「だね。帽子屋、お茶でも飲もうか。」
「いやん。帽子屋は晴うさぎとだべるのー」
「…よし、ここはじゃんけんで勝負。」
「ちょ…勝手に」
「勝った方が帽子屋を独占する」
「だから…」
「よし…じゃんけん準一級をもつ私が、はるちゃなんぞ蹴落としてくれるわ。」
「くっ…。帽子屋狂愛の晴うさぎが負ける訳には」
「だから、勝手に決めんなよーー!!」
『最初はグー、じゃんけんぽいっ』