!tgp!
□お嬢様へ!ぱーとつー
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だからいつも憎まれ口を叩いてしまう。
ただ単に羨ましいだけなのだ。
「なーおいっ!」
「話し掛けるな愚民が」
つい罵ってしまう。
愚民?どちらが、だ。
低脳な愚民は僕なのではないか?
初めは僕は自分を神だと思っていた。
自分には何でも出来るのだ、と。
だが本当のところはどうだ。
音無さんを笑顔にさせることすらまともに出来ない。
苦笑いがせいぜいだ。
「何だよ、ひっでえなぁ」
……日向のようになってみたい。
あそこまで音無さんを笑顔にさせられる日向に…って
「べ、別に日向を尊敬してるわけでは…」
「……はい?」
「はっ!!き、貴様何見ている!」
「いや、だってお前g「さあ、僕の目を見るんだ。貴様は今聞いたことを全て忘r」待て待てぇーい!
ちょっと待てぇーい!!」
「黙れ下等な愚民が…」
「いやいや、何で俺が……
ってそれより、直井………お前なんか悩んでんのか?」
「な、な、な、何のことだ!」
「(慌てすぎだろ…)
いやお前最近、音無の方を見ては溜め息吐いてるみたいだからよ」
「そんなことは……」