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□君に捧げる物語
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『人間なんだから全てわかり合える訳じゃない』
なんてそんなこと、誰が言った？
そんなこと僕には関係なくて、君のことは全てを知りたい。
僕のことも全て知ってもらいたい。
狂ってるのはわかってる。
それでも僕は、君の全てを見てあげる。聞いてあげる。
―大切だから、知りたい。
だから僕は君に一番近い人間でありたい。
いや、僕は君の一番近い人間なんだ。
なのに
『友達』
近いようで遠いこの距離が
もどかしい…
それなのに君は、この距離感を好むから。
―大切だから、傍にいたい。