☆学園の夢長編☆

□変わった友達
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「うぅ〜…まだ寒いな…」

私は寒くて堪らずに、パーカーのフードを深く被った。

「大丈夫?」

「ん、平気平気!」

私は心配かけたくなかったし、平気と言った。

「しかしホントに寒いな……旦那は平気?」

「む!某はお館様との修行で鍛えておるから平気でござる」

確かに…幸村は寒くなさそうだな。

「学園に着いたでござるよ!遥緋」

「わ……大きい学園だね…」

私は感嘆を漏らした。

「ま、セレブや令嬢とか通ってるしねぇ……」

「へぇ〜…」

「さ、早う参りましょうぞ!」






学園にはまだ人気がなく、私達は一先ず、職員室へ。

「俺様達はクラスに行ってるから」

「遥緋とは少しの別れでござる…」

「え、そうなの?」

二人は自分のクラスに行ってしまった。

「……よし、」

私は意を決して、職員室のドアを開けた。

「し、失礼しますっ…」

「ん?」

先生は一人しかいない。

頬に傷がある……

「あっ、おはようございます。今日からお世話になる、真田遥緋…ですっ…」

目つきが怖かったけど、自己紹介をすると少し微笑んだ。

あ、意外と優しそうだな。

「お前が遥緋か…よろしくな。俺は今日からお前の担任になる片倉小十郎だ」

「よろしくお願いします…」

「まだ時間がある。隣の会議室で待機していてくれ」

「分かりました」

私は会議室に入室!
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