☆学園の夢長編☆
□非日常
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「あ、幸村は今日からお兄ちゃんなんだね」
「む、そうでござるな……だが、なんだか擽ったい感じがしまする」
幸村は顔を少し蒸気させて茶を啜った。
「そーいえば……私と幸村って、同い年だから同じクラスになれるといいね」
「うむ!」
明後日から……新しい学校なんだ……緊張する。
「うぅ…緊張しちゃうな…」
「大丈夫でござるよ。皆、某の友ゆえ」
「なら……大丈夫かな…」
私は今から緊張してしまい、外の空気を吸いに屋敷を後にした。
「BASARA学園……どんな人がいるのかな…」
私はフラフラと宛てもなく歩いていた。
「おーい、そこの嬢ちゃん」
「?」
気づくと三人の男に絡まれていた。
(舐めてもらっちゃ困る。私はこれでも柔道で黒帯なんだから……!)
私は柔道を嗜んでいて、黒帯を持っている。
「これから俺達と遊んでよ」
ニヤニヤしながら近づいて来る。
「怒ってんの?かーわいー」
「………」
私は無視しながら通り抜けようとした。
「待てよ」
「しつこい。私暇じゃないの」
私はつい、イラッときて男の一人を背負い投げした。
「いって!」
「……す、すげぇ…」
私は男達を無視して通り抜けた。
けど、