☆学園の夢長編☆
□調理実習の戦い
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「いいかテメェら!明日は調理実習だ。女子グループと男子グループに別れるからな」
調理実習っ……!
「オイ!小十郎!!なんで男女別なんだよ!!」
政宗は勢いよく立ち上がる。
「政宗様……前回も男女別だったはずですが?」
「Oh…worstだぜ……」
がっくりとうなだれる政宗。
「元気だしなよ、政宗」
「Ah…thanks」
遥緋が声をかけると政宗の顔が一気に綻んだ。
(気持ち悪ィ……)
元親は隣を見て思った。
「それでは今日はここまで!」
「誰とやろうかな……」
私はクラスを見回した。
すると、先日友達になった人物がいた。
「鶴ちゃん!」
「はわ!遥緋ちゃん、もし良かったら……私と組みませんか?」
鶴姫はにっこりしながら言った。
「私も誘おうと思ったの!」
「やりました☆よろしくです!」
その後、孫市も加わった。
「はぅ……」
放課後、私は窓から家康を見ていた。
「遥緋ちゃん、どうしたんですか?」
「あ、鶴姫…家康見てたんだよ」
「家康さんを……遥緋ちゃんは家康さんが好きなのですね!」
鶴姫の言った図星に私は顔が熱くなった。
「……好き、だね…///」
「頑張って下さいね!私、応援しますっ☆」
「ありがと〜…///」