☆学園の夢長編☆

□変わった友達
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「あ〜…緊張しちゃう…」

私は制服を着ながら呟いた。

「あれ……ネクタイって、どうやれば……」

ネクタイを付けるなんて久しぶりで、私は大惨事に。

「………佐助ぇ〜!」

「はいはい、お嬢」

私は堪らず、佐助を呼び出した。

「ネクタイの結び方を忘れちゃった…」

「俺様に任せなさい」

佐助はチャッチャと素早くネクタイを結ぶ。

「ありがと!助かった」

「いえいえー…」

佐助は苦笑いした。

「さ・す・けぇぇえっ!」

突然幸村の叫び声がした。

「あ〜ゴメンね!旦那が呼んでるから…」

「うん、また後でね」

私は、荷物の最終確認!

「え〜と、」

教科書やノートはバッチリ!

「あとは……あ、厚着していこ」

今の季節は5月。

制服だけでは冷え症の私は死んでしまう。

「パーカー着ていこうかな」

私は、オレンジ色のパーカーを引きずり出した。

「よぅし!友達つくるぞ〜」

私は気合いを入れ直し、荷物を持って玄関へ。






「お待たせ〜」

「うむ!では参ろう!」

「学園まで歩き?」

「うん、ほとんど歩き」

私はドキドキしながら二人に着いていく。
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