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□今から君に告白します
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夢中になってペンを走らせ、最後の空白を埋めるとプリントの側にペンを置いた
終わったことに心の中で喜びながら背筋を伸ばし、時計を見れば二時半を少しすぎていた
(結構時間がかかってしまったな。)
そう思いながら空白のところはないか確認していると、前を向いていた友人が振り返った
「終わったのか?」
「あぁ。待たせてすまなかったな。」
「別にいい。さっさと帰るぞ。」
そう言った友人は既に帰る準備を済ませていたようで机に掛けてあった鞄を持つと教室から出ていった
(あ、置いていかれる。)
瞬時にそう思うとワシも鞄とプリントを持ち、残ってるクラスメートに挨拶をして、先に行ってしまった友人を追いかけた