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□今から君に告白します
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夏休みが始まってからの五日間、この学校では全校生徒が強制参加させられる課外が行われる
普通の生徒は午前だけで課外は終わりだが、期末テストで赤点を取った生徒は午後もプリントを終わらせるまで帰れないということになっていた
そして今の時間が午後二時
テストで赤点を取ってしまったワシは蒸し暑い教室で下敷きを扇ぎながらプリントに取り組んでいた
(プリントをやるだけなら家でやらせてくれればいいのに。)
そう思いながらプリントの空白部分を埋めるために教科書を捲った
「おい。」
「え?」
不意に声をかけられて顔を上げれば不機嫌そうな顔をした友人がプリントを見つめていた
「さっきから全く進んでない。やる気がないなら私は先に帰るぞ。」
「っ、待ってくれ!これが最後のプリントなんだ。」
そう言って隣の机に置いておいた既に終わらせた四枚のプリントを指させば、「さっさとしろ。」と言って再び前を向いて自分の宿題に取りかかり始めた
(これは早く終わらせなければ怒って先に帰ってしまうかもしれないな)
そう思い、苦笑しながらも再びプリントへと視線を落とした