短い夢
□奥州筆頭ダメ政宗
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小「政宗様、障子を開けてすばらしき銀世界を一度ご覧頂きたいのですが…」
政「ああぁぁぁ？んなもんさみぃから嫌だよーだ！！」
小「末期ですぞ……？」
つーか銀世界とかマジ見飽きたっつーのー！！
俺奥州住んでかれこれ19年ですからー！！！
伊達に19年のらりくらり暮らしてきたわけじゃねーっすからー！！
政「あーーー、こじゅろーーーーーー」
小「何でございましょう」
政「障子開けんなよおおお！！寒いから！マジ閉めて！おねがああい！！」
小「空気の入れ替えですよ…これくらい我慢して下さいませ…」
政「さんむっ！マジさみー！！つーかみかん食いてーなオイ」
小「政宗様、現在前田がどのようになっているかご存知ですか？」
政「あー…あのクソニートだろー？」
小「…政宗様」
政「なんだよー」
小「政宗様も、ニートですぞ……？」
政「…………え？」
小「ま、まさか、気付いておられませんでしたか…？」
政「………え？……俺が、にーと？にーと？」
小「はい、ニートです」
政「っはああ？ん、んな、んなわけねーだろ！俺は別に働いてるしー！ウケるー！マジウケる」
小「政宗様、最後にいつ戦に出ましたか？」
政「えー…最後に戦ったのはー…」
小「…去年、ですよ」
政「………」
…マジ絶句
俺、そんな外出してないっけ…？え？
ウソだろオイ、俺がニートなわけねーよ
俺はクールガイだぜ？天を駆ける苦流竜(クールガイ)だぜ？
やめてくれよ小十郎！アメリカンジョークがキツいぜ！HAHA！！
小「それに政宗様、太りましたぞ…？」
政「え…？」
小「昨日の朝餉が餅、昨日の夕餉も餅、今日の朝餉も餅、でした」
政「まぁそうだけどよ」
小「餅1つは茶碗2杯分のキャロリーですぞ」
政「2杯分のキャロリー……って、つまり650キロキャロリーって感じか？」
小「そうです」
政「え、もしかして俺今、二重あごになっとんの？マジで？」
小「食っちゃ寝、食っちゃ寝ですからね。そりゃ二重アゴにもなります」
…嘘だろ、オイ？
苦流竜(クールガイ)が二重あごであってはならねぇだろ！なあ！？
たしかに一回の飯に餅5個は食うけどよ
この俺が二重あごだと？
それって、前田よりヤバくねぇか？
あいつムキムキじゃね？まじ羨ましいんだけど
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