VOCALOID 中学生
□nako☆room
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出会う運命じゃなかったんだ
いつか消えちゃうんだったら
いっそ、
合わないほうが良かったのかもしれない………
ミーンミンミンミン……
蝉の鳴き声がベランダから響き渡る
「あーうっさい!だから夏って嫌いなんだってば」
私の名前は菜仔。
中2の14歳。学校でも目立たなグループで、彼氏なんて出来たこともない。
ってかまず、うちの学年には私の理想の男子がいないんだっ!
っていう言い訳。
ただ私が顔もイマイチだし、これと言っていいところもない。
神様は不公平すぎる…
なんでこの世の中には可愛い子がたくさんいるのに私はそうじゃないの?
だからって可愛い子をうらんでるわけじゃないよ?
リア充氏ね!なんてけっしておもってるはずな…
「もう!遅いよっ何分遅刻してるの?」
「ごめんごめん!次から気をつけるから許してって!まじごめん!」
「じゃあ、アイスおごってくれたら許してあげてもいい…」
「そんなことでいいんだ?」
「えっ!?」
はいはいはーい!ココからは皆さんのご想像におまかせします
なぜこんなリア充の会話が聞こえてくるかといいますと、
私の家の前は近所でも有名なおしゃれな喫茶店、「green onion」があるのですから!
ここの喫茶店の看板娘はグリーンの長いツインテールに、大きな瞳の16歳の女の子。
名前はミクと言ってじつは幼馴染で、よく相談に乗ってくれたりします。
って、ずいぶん話それちゃったけど、なんでリア充が集まってくるかといいますと、このミクが作った白と緑のミサンガをカップルで着けると永遠に結ばれるという伝説があるからです。
現に10組ものカップルが結婚したという実話があるのですから。
そういえば、この間までうちの隣で工事してたけど結局家が建ったのか。
ああ、個人的にはコンビ二が良かったのになぁ…
だってうちの周り、喫茶店とか雑貨屋さんばっかりあってコンビ二とか庶民的な建物がないんだもん!
どんな人が引っ越してくるんだろう…
なんかテンション上がってきたww