二次小説
□FQで白雪姫?
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「ようやく、追い詰めたわよ!」
私がそう言うと、行商人はニヤリと笑った。
「な、何がおかしいんだよ」
トラップが眉間にしわを寄せながら、注意深く相手を見ている。
「何がおかしいか、って?ククク、今にわかるさ」
そう言って、行商人はいつの間にか魔法を発動させていた。
「!?これは……、みんな、とりあえず離れろ!!」
クレイが真っ先に気付いたようで、すぐにそう叫んだが、
それはほんの少しだけ遅かったみたいだ。
「ククク……。
レアダハノ、イシクツウン、バチイデイカ、
センサミガカヨミ、ガカヨ、ミガカ」
行商人が早口でそう言うと、私たちは真っ黒な闇に包まれてしまった。
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