創作小説

□…道化師2…
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道化師(ピエロ)は悩む



あの方は、さっぱりだ。

名前も知らないあの方



道化師は悩む。悩む。悩む。


見た事、あったっけ?

過去なんて、あったっけ?



道化師は悩む。悩む。悩む。

こんな道、通ったっけ?

こんなにも、遅かったっけ?




あれ?



いつの間にか、追いかけていた。


道化師は、お客様のための道化師じゃない道化師を



いつの間にか、追い詰められていた。

道化師は、サーカスのための道化師である道化師を





一体、道化師は何をしたかったのか




ここは何処かも考えられない

いまが何時かも考えられない




ただ、


いまここで、


自分は何を、探していた?






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