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□Big or Small?
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※夢主名固定
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「申し訳ございません、本日はどこも満席でして…ご用意できるお部屋が大部屋2つのみとなっております」
フロントの言葉に一同が溜息をこぼす。ここまで来るのに相当な時間を費やし、もう一歩も歩きたくないという雰囲気になっていた。
J「仕方がありません。他の街へ向かうにはもう日が暮れてしまいますし、ここは男女に別れて宿泊しましょう」
A「さんせーい。この際寝れればなんだっていいでーす」
L「じゃあ決まりだな。それじゃあまた明日な!」
――――――
H「みんなで一緒に寝るって新鮮だねー」
T「そうね。野営以外ではあまり考えられないことだわ」
ベッドに腰掛けあまりないこの状況を見渡す。
すると思い立ったようにナタリアが勢いよく立ち上がった。
N「こういう時は“女子トーク”というのに花を咲かせるのではなくて?」
H「“女子トーク”?それって初恋はいつ〜とか、今好きな人いるか〜、とか?」
N「そう!そんな感じですわ!」
K「・・・そんなこと、今更語る必要なんてないんじゃないかしら。目に見えてわかってることじゃない(ボソリ」
奏の言葉に数名は顔を赤くし俯いたり視線を泳がせたり・・・
N「そ、そうだったとしても本人の口から直接聞くというのがいいのではありませんか!」
A「それって〜、単にナタリアが葵さんに対抗心燃やしてるだけじゃないんですかぁ〜?」
Ao「え?お、俺?;」
急に話を振られて葵はきょとんと首を傾げる。
N「そ、そんなこと言っていませんわ!私は別に葵が誰を好きであろうと・・・か、関係ありませんもの!」
A「(そんなどもられたらバレバレだっつーの・・・)」
身に覚えのないことで首を捻る葵の陰で、チッとアニスは舌打ちをする。
K「そんなくだらないことより、私は知りたいことがあるのだけれど」
くだらなくなんかないですわ!、というナタリアの声を余所に奏がひとこと。そしておもむろに隣のベッドに座っているティアの元へ行き・・・
むにゅっ・・・
T「――っ///!?」
背後から、おもいっきり、ティアの胸を鷲掴みにしたのである。あまりの突然の出来事に掴まれている本人は硬直したまま動かない。
N「なっ何をしていますの!?破廉恥ですわ!!」
A「奏ってばそういう趣味ー?!」
K「女子だけですることといえば私はこうだと思うのだけれど・・・」
H「や、多分それするの奏だけ・・・というか女子校だけ、かな?;」
Ao「普通はそんなことしないって;」
そうかしら、といいながら奏は手にいっぱいおさまっている胸をとりあえず揉む。そのたびに硬直したティアが反応するのは無理もないことだ。
H「そろそろやめてあげよ?ティア涙目だもん・・・;」
K「じゃあ次はヒナタね」
H「え」
もそもそとベッドを移動するとそのままヒナタの正面に座る。そしてまじまじと胸を見つめ、「C・・・いや、ギリギリDかしら」と呟きながら手を伸ばす。
H「え、ちょっ・・・」
おとなしく揉まれるわけもなく、とりあえず回避したヒナタはどうしたものかと立ち上がる。
そしてこの状況を青ざめた表情で見つめているナタリアと目があった。
H「あ、あたしよりナタリアの方が形綺麗だし、きっと揉みごたえあるよ〜?」
N「なっ///?!揉みごたえがあるとはなんですの?!私の胸はおもちゃではありませんわ!」
キィキィと怒鳴るナタリアの隣に音もなく奏が座る。
K「まぁ確かに、形綺麗よね。大きさもほどよい感じだわ」
どこからともなく伸びた手がナタリアの胸を完全ホールド。途端にナタリアの体が微かに揺れる。
A「じょしこーって、常にこんなことしてるんですかー?葵さん」
Ao「いや、奏の学校が特別だったんじゃないかな、多分…;」
ふーん、と唇を尖らせたままおとなしくなってしまったナタリアと嬉しそう(に見える)な奏を交互に見る。
A「ところでー、どうしてアニスちゃんと葵さんの胸には一切触れないんですか?」
K「それはー…」
言おうか言うまいか渋っていると、ケラケラとヒナタの笑い声が響く。
H「あはは!だってアニスつるぺたじゃん!葵も胸ちっさいし」
ぷちーん…
何かが切れる音がした。
A「ヒナタ、表出ろや(黒」
H「え、あれ…あたし何かまずいことでも…?」
トクナガを鷲掴みにし「来ないとぶっ殺すからな」という殺気を残してアニスが部屋を出て行った。残されたヒナタの肩にそっと手を置く。
K「ご愁傷様。手当位はしてあげてもいいわ、いってらっしゃい」
H「ちょ」
K「逝ってらっしゃい(哀れみの目)」
H「あ、あたしはただ事実うぉおいたたぁぁぁあ?!」
痺れを切らしたアニスがヒナタの揺った髪を引っ張り部屋の外へと連れ去って行った。
その後の断末魔と鬼のような怒鳴り声は宿泊者全員に聞こえたという…
―――――――
K「そういえば、あなたは怒らないのね」
Ao「胸とか別にどうでもいいしなぁ。それにほら、さらしで巻いてるから余計に小さく見えるんだよな」
K「なるほどね…………ちょっと触らせてもらえないかしら」
Ao「………やだ」
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その頃の男子部屋