非公開用
□逃走姫B
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「…というわけで、誰が来ても美咲の本性は言わないように。」
「「「「「はい!」」」」」
「じゃ、戻っていいよ」
「失礼しましたぁー」(ほのか)
「美咲ちゃん、またね〜♪」(エリカ)
「失礼します。」(すばる)
「さつきさん…」
「あら?どうしたの、みさちゃん」
「その、驚きませんでしたか?」
「まぁ、そりゃあね…。
でも、見たことがある顔だなぁ〜って初めて会ったときから思ってたのよ。」
「さつきさんにも会ってたんですか…」
「えぇ、確かご主人様が6歳位の頃だったかしら…。ここで遊んでたのよ。ご主人様のお父様とミサちゃんのお父様のお話で、だったと思うわ。」
「そう、でしたか…。」
どうりで見覚えのある家だったはずだ…。
なつかしい感覚だったから…。
碓氷もそうだったのか…。
見たことがあって、安心するような雰囲気…。
「まぁ、ミサちゃんはミサちゃんだし。
お姫様だとしても、変わらない、ね?」
「ありがとうございます」
「いいのよ♪
さぁ、仕事よ仕事〜〜〜!!」
そうさつきさんは元気よく言うと、部屋を出て行った。
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