非公開用
□逃走姫
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「着替え終わりました」
「すごい!すごい似合ってるっ!!」
「あ、ありがとうございます(苦笑)」
私は今日からここで働くことになる。
こんな服を着て…
まぁ、可愛いんだが…
正直私はこういうの似合わないと思う。
メイド服なんて…
そう思い、着替えていたが、さつきさんいわく『スタイルがいい人はなんでも似合うの』だそうだ。
スタイルなんかよくないと思うんだけどなぁ…
「そうそう、ミサちゃんはまだ配置を決めてなかったわね」
「配置?」
「えぇ、ミサちゃんはご主人様のところで働いてくれるかしら?」
「あ、あの人のところで?」
「そうよ?何か問題あったかしら」
「あ、いえ、やらせてもらいます」
あの人が主人なんだった。
苦手、なんだよな…
なんか。
私のこと知ってるみたいだし…
「それじゃあ、今日からよろしくね!」
「へ?」
「急いだ!急いだー!!」
考え事をしていると、背中を押されさっきの部屋に放り込まれた。
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