main

□伝えたかったこの気持ち
1ページ/3ページ

「ん〜、気持ちいいな…」
「春風が気持ちいいね」

ちょうど昼になる頃、私達は散歩をしていた。

いや、思い出めぐりをしていた。

今は、美咲の誕生日に行った公園を散歩しているところだ。



「次、学校行こっか?」
「入れるのか?」
「大丈夫じゃない?」

星華高校
碓氷と美咲が通っていた高校だ。

思い出が一番詰まっているだろう。

2人で通った道をたどりながら行く…


その時間は長いような短いような不思議な時間。


「なつかしいな…」
「1年くらい来てないだけだよ?」
「それでもなつかしいんだ!
 というか、生徒会がいるのか…」
「そういえば、土曜日もやってるんだっけ?」
「そうだ。」
「ま、中に入ろう?」
「そ、そうだな」




次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ