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□伝えたかったこの気持ち
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「ん〜、気持ちいいな…」
「春風が気持ちいいね」
ちょうど昼になる頃、私達は散歩をしていた。
いや、思い出めぐりをしていた。
今は、美咲の誕生日に行った公園を散歩しているところだ。
「次、学校行こっか?」
「入れるのか?」
「大丈夫じゃない?」
星華高校
碓氷と美咲が通っていた高校だ。
思い出が一番詰まっているだろう。
2人で通った道をたどりながら行く…
その時間は長いような短いような不思議な時間。
「なつかしいな…」
「1年くらい来てないだけだよ?」
「それでもなつかしいんだ!
というか、生徒会がいるのか…」
「そういえば、土曜日もやってるんだっけ?」
「そうだ。」
「ま、中に入ろう?」
「そ、そうだな」
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