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□愛のお弁当に気をつけろ。
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Thoughtful love lunch
「弁当?」
「そ、鮎沢のお母さん風邪引いてるんでしょ?」
「ま、まぁ…」
先日、母が風邪をひいた。
2、3日すれば治るのだが、その間私と紗奈は学校でパンなどを買うことになっていた。
碓氷がどこからそれを聞いたのかは知らないんだが…。
メールでも言ってないし…。
生徒会室で仕事を片付けていたら、ちょうど良く碓氷がきた。
昼休みだし、そろそろ何か買おう…と想っていたところに、ちょうど良く。
「ぁ、ありがとう、な」
「どういたしまして♪」
弁当の中身は、私がいつも食べているようなものだった。
--はむ。
「・・・うまい。」
「どうも。
ぁ、ついてるよ」
「ぇ…?」
---ペロッ
「ん、とれたよ」
「な、な、な、何、して…/////」
「何って、舐めた。」
「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ…///////」
「顔真っ赤。
恋人なんだから、いいでしょ?」
碓氷の作ったお弁当を食べるには気をつける。
愛の毒が入ったお弁当だから。
「これからもお弁当作ってきてあげるからね、美咲?」
--end--