銀色の心と共に
□No.2
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『何で!?何でそんなこと言うの!?』
私は理解出来なかった。
今まで頑張ってきたのに。
今までみんなで楽しくやってきたのに!
「邪魔なんだよ、アンタ。先生もアンタを強制退部にしたから」
『…!?』
先生も!?
何でそんなことされないといけないの。
『弥生!教えて!私何かした?』
「………」
『弥生!』
私は弥生に迫って弥生の服を掴んだ。
けれど、弥生は私の手を乱暴に振り払い、叫んだ。
「うっさいなァ、アンタなんか大嫌いなんだよ!早く出てけ!」
弥生の声が響き、後に沈黙が訪れる。
そして、沢山の冷たい目線が私に注がれる。
私は無意識のうちに一筋涙を流し、そのまま無言でその場を去った。
私は一体、何をしてしまったのだろう。
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