VOCALOID
□初音ミク
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初音ミク
「桜が満開だね」
「さ..くら?」
「そうだよ」
桜の木に囲まれるように建っているとある開発所。この日彼女は生まれた。彼女の名前は初音ミク
「初音ミク。これが君の名前だよ。」
「初音...?」
初音ミクの生みの親である彼は微笑みながら言う
「そう、初音ミク。この名前の由来がわかるかい?」
初音ミク、そう名前を付けられた彼女は首を横に振る
その素振りを見て彼は彼女、ミクの頭を撫でながら言った
「初音ミクのミクは漢字で未来と書くんだよ。 初音は初めての音と言う意味でミクは未来。つまり『未来から来た初めての音』」
「未来の音...」
ミクは彼の目を見つめる
「ミク...君は皆に歌を届けるんだ。 皆が元気に、笑顔になれるような歌を」
彼は立ち上がり、机においてあったマイクを手に取る
「皆に笑顔を届けてくれ、ミク」
そういって彼はマイクをミクに渡す
ミクは頷き
マイクを手に取った
皆を元気にするために
皆に笑顔を届けるために