黒薔薇の光
□1輪目,出会い
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「はぁ?婚約者!?」
ここは並盛にあるごく普通の住宅
沢田家
まぁ住人が少し異常なのはおいといて。
さっき大きな声を出していたのは、この家の1人息子 沢田網吉
さて、では彼の部屋を見てみましょう。
ごく普通の部屋
そこには部屋の主 沢田網吉とその友人 山本武・獄寺隼人
そして家庭教師であり殺し屋であるリボーンの4人が居た。
では、さっきの叫び声の続きを見てみるとしましょう。
ツ「ったく・・・ やっとリング争奪戦が終わったのにまたマフィアかよ〜・・・」
リ「まぁそー言うな、向こうのファミリーからの話なんだが・・・
なんでも最近決まった9代目が同じ年らしい。」
えーっと・・・
ここでちょっと説明
つまり、いつも通り集まっていたツナ達のところにリボーンが現れ、ツナに「婚約者ができた」と言ったのだった。
ツ「マフィアなんて変なヤツばっかりなのに・・・・・・」
山「まーまー 大丈夫だってツナ それに、会ってみねーと分かんねーだろ?」
獄「野球バ力はすっこんでろ! ご安心下さい10代目!どんなヤツが来よーと、オレがぶっ飛ばして見せます!!!」
頭を垂れるツナと言葉をかける2人。
そんな3人にリボーンはさらに追い打ちをかける様に・・・
リ「ちなみに、明日から並中に通うそうだぞ」
3人「明日!?」
そのころ、とあるー戸建の住宅のー部屋。
長い黒髪に黒い瞳
かわいらしい人形の様な少女が1人。
「はぁ・・・」
小さな小さな1つのため息。
それが・・・
「はぁ〜ぁー」
2つになった・・・
カチャ
部屋の扉が開くと2人の少年が入って来た。
1人は金髪赤目の明るい感じの少年
もう1人は銀髪青目の無表情な少年
「女神、またため息をついていらしたんですか?」
「いい加減 あきらめて腹くくったら?めーがみっ!」
「イヤ 絶対イヤッ!」
ぶんぶんと音が出そうな程首を横に振る少女に呆れる2人。
それをよそに少女は再び・・・
「はぁー・・・」
ため息をついた。