黒薔薇の光


□13輪目.気まずい空気
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 「うぅ〜」




体育祭も終わったいつもの朝


自分の部屋で、美怜はそんな呻き声を漏らしていた。



 「どうしよう・・・」



そう言ってため息をつく彼女の頭の中は先週末の出来事を思い浮かべていた。


体育祭の後のあの会話










ツ「・・・・・美怜」








ツ「・・・お前が・・・・・・好きだ」







ツ「オレが、死ぬ気でお前を俺に惚れさせてやる。」







ツ「覚悟しろよ?」











思い出すとまた顔が熱くなってくる。


それを感じながら、美怜はまたため息をついた。





 「気まずいよう……」





だが、言っても始まらない。



時計を見て、時間を確認しつつ重いからだを突き動かして美怜は行きたくない学校の準備を進めた。








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