黒薔薇の光
□11輪目.体育祭 本番編
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妙な儀式を終え、運動会は始まった。
そんな中、ツナはと言うと・・・
山「ツ、ツナ?」
獄「10代目・・・・・?」
ツ「・・・・・・・・・・」
ものすごく黒いオーラを纏っていた。
周りが怯えるほど。
そんなツナの心境は、まさに嵐のようだった。
(何してんだよ美怜のヤツ・・・)
だった。
いわゆる嫉妬。
まぁ、まだ付き合ってないが婚約者(仮だけど)な訳だし言わないけど婚約者なのに(仮だけど)。
とにかくムカつくのだ。
そしてそのまま開会式が過ぎプログラム4番くらいまで進んだ。
競技の説明が聞こえる中、退場の合図の後突然音楽が止まる。
何かあったのかと周りがざわつく中放送が聞こえた。
〔2−A 花園美怜 応接室に来い
来なかったら咬み殺すよ〕
その瞬間、空気が凍る。
「・・・え」
情けなく声を漏らした。
獄寺から聞かれる。
獄「・・・お前、何かしたのか」
周りに妙な目で見られる。
「さぁ・・・ 強いて言うならあの衣装の持込許可の件だけど・・・・・・」
ツ「それだろ」
「・・・行ってきます!!」
即答で返され急いで駆け出す。
パタパタ
パタパタ
そうして美怜は応接室へ向かった。
・・・にしても
ツ「・・・・足遅いな」
ごもっとも。
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