-詩＆短文‐
□埋もれた①
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～vermil rain～
ぽたぽた ぽたぽた
雫が落ちていく
五つに別れた枝先から
ぱしゃぱしゃ
飛沫が跳ね上がる
交互に動く二つの棒の先で
ぱらぱら ぱらぱら
粒が落ちてくる
見上げた視線の先から
麻薬のように
脳裏に焼け付く残像
決して逃れられない
鮮やかな暁色
五つに別れた枝先から
雫が流れ落ちて
二つの棒の先で
跳ね上がる
いつの間にか
瞳までもが
雫色に染まっている
鮮やかに
纏わりついて
逃れる意識すら消えていく
――――
一応捕捉。
五つに分かれた枝先→手
交互に動く二つの棒→足
でした