-詩＆短文‐
□2010 winter
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〜not change〜
「誰も傷つけずに生きていたいなぁ」
なんて君は言う
けれどさ
人間ってのは、ううん、人間だけじゃない
生物ってのは自分以外の何かを
犠牲にしないと生きていけないんだよ
例えばさ
日々の糧となる食糧
命を繋ぐ為に僕らは他の命を喰らう
例えばさ
誰かを選ぶということは
誰かを選ばないのと一緒だろう？
人間ってのは
特に感情が複雑で難儀な生き物だ
本当に分かりたい事が分からず
気付かないうちに誰かを傷つけてる
とてつもなく不愉快だけど
それこそが道理で
悔しいことにこの世界はそういう風になってる
そういう風に出来て、それで回ってる
自分だけ誰も何も傷つけずに、なんて
キレイなままじゃいられないよ
キミが生きてきた十数年
単純計算その日数と同じ命を食い潰した
キミが生きてきた十数年
不特定多数の心を踏み潰した
それを知ろうと知るまいと
結果は何一つとして変わらないけれど
(知った所で何かが変わるワケも無い)