-詩&短文‐
□2009 winter
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〜devote for superior〜
色がまた巡る
桜色から若葉色へ
若葉色から紅葉色へ
紅葉色から白銀へ
そしてまた桜色へ
私がここで色を見るのは
もうこれで最後だから
泣いたりなんかしない
涙なんて見せない
最後だから
最後だからこそ
笑顔で振り返って言おう
貴方に言おう
「また会おうよ」
その時までに色が何度巡るかなんて
そんなの知らないけれど
でもいつかきっと、また会おう
こことは違う場所で
同じ色の中で
「また会おう。だから今は 」