小説

□僕の歩んできた道
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1 引越し

「ほぁ〜〜。今日も一日が始まる・・・」
そんなバカみたいなことを言っている。そう、俺、相川亮。
昨日の夜に引っ越してきた・・・というか、戻ってきた・・・この町に・・・
6年前、ちょうど小学二年生の夏、母さんに
「引っ越すわよ・・・」
???なにを言ってんだこの人は???
「いきなりなに言い出すんだ?そんなわ『引っ越すのよ』」
強く言われたので言い返せなかった・・・
負けた・・・・・
そんなこんなで、引越しが決まってしまった・・・
引越しの理由は・・・・・・わからん・・・
次の日、目が覚めたら車の中に居た。
なぜだ?なぜなんだ???
「母さん、なんで俺は車で寝てるんだ?」
「気にしたら負けよ」
チキショ〜。母さんには勝てないのか?
そんなことを考えていたら、いつの間にか引っ越し先の家についていた。
てか、車運転してたのだれだ?
まあいいか、気にしたら負けだ・・・
新しい家に入ると、一人の男の人が立っていた。
「誰?」
母さんは、
「再婚相手だよ?」
いやいや知らね〜し。てか、いきなりかよ!
心の中でつっこむと、
「こんにちは、亮君。私は相川治(おさむ)。よろしくね」
このひとが新たなお父さんか〜。まあいいか・・・
「よろしくお願いします」
まあ、そんなこんなで平和な日々が6年たった頃、
「あなただけで前の町に戻りなさい」
???またか?
「なぜに?」
「今度、父さんと、母さんはカナダに行くことになった。」
そうですか・・・って、えぇーーーーー
「えぇーーーーー!!なんで?」
「気分で・・・」
おいおい、ちょっとまて!
「たった一人の息子を置いてくのかよ?」
「YES」
まじかよ〜、てか、なぜ英語。あんた英語苦手だろ!!!
「だから、明日から前の町の戻りなさい!いいわね!!!」
よくね〜よ。
「なんでだよ?てか、住む家は?金は?」
「金は送る。家は、アパートにでも入って」
一人暮らしか・・・まあいいか
「わかったよ」
んで次の日に、この町を出て、前の町へ戻ってきた・・・
それで、今に至る・・・
過去の話長っ!
そんなこんなで、起き上がろうとしたら、
「ん?なんだ?」
横を見ると一人の少女が俺の腕をつかんで寝ていた・・・
「誰?」
思わず口に出してしまった・・・
「・・・・・ふぁ〜〜、おはよう、亮!」
だから誰なんだ?いったい誰なんだ〜〜
そんなことを考えていたら、いきなり、
「私のこと覚えてる?おぼえてるよね?」
いやいや、わからん。いったい誰?
「・・・・どなたですか?」
そんなことを言ったら、涙ぐんで、
「覚えてないの?本当に?」
「・・・・うん」
泣いてしまった。まじかよっ!
「ごっ、ごめん。てかマジで分かんない。だから名前教えて?」
「吉川佳奈(かな)。覚えてない?」
そういえばどっかで・・・あっ、
「お前、佳奈か?見ないうちにおおきくなったな〜」
したら泣き止んで、
「思い出してくれたんだ!」
そりゃ〜思い出すだろ・・・幼馴染だもの・・・
「ああ・・・一応な?」
そういえばなんでこいつが居るんだろう?
不法侵入だろ?
「なぜ居る?」
「好きだから」
・・・?
「は?」
今なんて?
「だから、好きだから居るの・・・」
は〜、まだ好きだったのか・・・
「お前な〜・・・」
「付き合って・・・」
ん?幻聴か?病院行こうかな?
「・・・なんか反応してよ。恥ずかしいじゃん・・・」
なにを今頃・・・
「・・まあ別にいいぞ」
「・・・えっ、マジで?!」
「ああ、嫌なのか?ならべ『付き合うよ』」
そうかい・・・
疲れる・・・
てか、学校・・・時計の針は8時5分を刺していた・・・
「やべーーーー」
そんなこんなで、ぐだぐだな生活が始まった・・・
どうなるんだろ???











2 ΛΛΛ市立双碧第二中学校・・・

ぐだぐだな朝を迎え、佳奈と一緒に登校した・・・ギリギリだよ・・・
「さて職員室にでも行くか・・・」
「んじゃ、またね〜」
佳奈と別れ、職員室に着いた・・・ 
そんな感じで、担任らしき先生に呼ばれクラスの前に着いた・・・
「・・・一組か〜。まずは挨拶をしっかりしよう!」
そんなことを言ってたら中から、
「今日は転校生が来る!」
なかで、「うわぁ〜」とか「うわぁ〜」とか・・・
そのなかで一人の女子が、「男の子ですか?」
すると、
「ああ男子だ、イケメンだ。ジョニーデッ○に似ているぞ」
中から「キャー」とか聞こえる・・・
ハードル高くするなーーー!!!
そんなこんなで、先生に呼ばれ教室に入っていった・・・
「どっ、どうも、相川亮です。よっ、よろしく・・・」
女子から「期待してて損した・・・」とか「似てないけどタイプかも・・・」
など聞こえてくる・・・
そんな中ある男子が
「おっ、亮じゃん、どうしたんだ?」
誰?あの子?
「え〜と・・・誰?」
俺って記憶力悪っ・・・
「俺だよ」
知らないよ!
「だから誰?」
「マジで忘れたのか?俺だよ、小泉博(ひろし)」
あぁ〜いたな^^そんなやつ・・・
「小泉か〜久しぶりだな^−^」
「やっと思い出したか。まあいいさ・・・」
どうした小泉!元気出せ!!!そんなこと考えてると、
「まあいいから、そこの空いてる席座れ!」
んで、座ったのはいいが、隣の女子がなんか見ている・・・?
「どうかした?」
尋ねると、
「うっ、う〜ん。私のこと覚えてる?」
またこのパターンか・・・西崎かな?
「西崎綾(あや)?」
なんかうつむいてる・・・
やっちまったか?
「・・・覚えててくれた」
???声が小さくてよく聞こえない
「今なんて?」
今度は強く、
「だから、覚えててくれたんだって・・・」
そう言いながら、いきなり抱きついてきた・・・
「えっ?」
周りを見ると男子がすごい見ている・・・視線が・・・いや、死線が・・・
「はっ、離れろ!死線がすごいから」
離れてくれない・・・どうしよう・・こうなったら、
「離れてくれたら、何でもしてやるから、なっ?」
顔を赤くしながら、
「本当に?絶対だからね?」
やっと離してくれた・・・
タイミングよくチャイムが鳴り、一時間目の授業が始まった・・・













3 昼

四時間目の授業が終わり飯の時間になった
「やっと飯だ〜」
給食が食べられると思いきや、
「亮?弁当持ってきた?」
???弁当なんだそれは?
「弁当?」
まさか・・・
「給食だと思った?この学校は弁当だよ?」
そんな〜・・・
「佳奈、俺の分ないよな?」
期待しないで聞いてみる。すると、
「えっ、あるよ?だって亮の奥さんだもん」
顔を赤くしながらなにをいってるんだ?
ほらまた死線が・・・
「学校で何を言ってるんだお前は?」
嬉しいんだが、学校でそれはちょっとね・・・
「いいじゃん、いいじゃん、結婚を前提で付き合ってるんだし」
だから、顔を赤くするな!てか、ここで言うな!てか結婚を前提に付き合ってないよ!!
そんなことを心の中で言ってると、
「付き合ってるの?」
綾か・・・
「付き合っているが、結婚を前提には付き合ってない。ノーマルだ!」
綾は泣いてしまった。なんか悪いこと言ったかな?
綾がなんか言ってたので、耳を傾けると、
「私だって亮のことが好きなんだから・・・」
なんかすごいこと言ってますけど・・・
スルーだスルー
「そっか。綾も亮のことが好きなんだ」
!!!耳良すぎだろ!
「・・・うん」
なんか気まずい・・・
「なら、あきらめなさい」
「やだ」
「あきらめな『やだ!!』」
なんか、騒がしいので、自分の席についての寝ようとしたら、
「キーンコーンカーンコーン」
寝れなかった・・・飯食ってね〜〜!
腹減った・・・
そこから深い眠りについた・・・
死んでね〜ぞ!
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