■RE!小説■
□寒い日にすること
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雪が降る
まっ白な雪が
その雪の中で座り込む
肩に雪が積もっていき
寒さに肩を少し震えるけどそんなのは気にしない
「何してるの」
上から声が聞こえて上を向いた
「ボンゴレ……雪見てたんです」
突然で驚いたけどうまく言えた気がする
「それにしては雪見てないよな」
ボンゴレが僕の言葉に反論するように言ってくる
本当、痛いとこついてくる
「……寒いですね、こういう時はあったかい人に抱きしめてほしいものです」
話をそらそうと慌てて冗談を呟いた
「もう、抱きしめてるよ」
そう言いながらボンゴレは手に力を込める
ドキッとしたけど
「君今まで外居たから冷たいです、あったかくありません」
少し意地悪で言ってみた
「わがまま」
僕たちは顔を見合せて笑い会う
「風邪ひくし中に戻ろう」
ボンゴレのセリフに無言でうなずいた