04/04の日記

07:49
SS))激走パレード
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駆け出したぼくの足下で弾けた小石
かつん
音を立ててどっかに消えた

真っ暗になるまで遊んだ公園
こっそり抜け出した小学校
好きだったあの子の家
店番おばあちゃんの駄菓子屋

横目にぶっ飛ばして駆け抜けた


「まだまだ行けるだろう?」
自分で自分に問いかければ

「まだまだ行けるさ」
答える代わりに急加速


過ぎ行く景色は混ざって混ざって
色彩のパレード
赤、青、黄色、緑、白、橙、紫、ついでに色々

踊り子たちのカーニバル
一糸乱れぬ華麗な隊列
マーブル、ストライプ、チェック、ドット、モザイク


どこまでも駆けるよ
たぎる思いが消えないうちに
ぼくの心の赴くままに

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07:17
P))対極地点
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黒に白流す
闇夜に散らばる紫煙
夜空に漂ゆたう星の輝き

鮮やかに朧気に灯る星光(ホシアカリ)

でも僕らに見えるものは何億光年も隔たった仮初めの光だけ

だけどそれが全てなわけじゃない

今はもうなくとも6億光年前には目も眩むほどに照り映えていたんだ

仮初めなんかじゃない一つの真実

例え陽光反射の煌めきだって遙か遠い地球(ココ)からみたら自然発光

当たり前のような仮初めは僕らの求める答えなんだ

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