イロンナハナシ。
□水をください。
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誰だろう?
隣にいた先輩に聞くも知らないの一言。
誰かの友達?
トイレから帰ってくると俺の席は違う誰かが座っていて、気になっていた彼の横が空いていた。
「隣いいですか〜」
極力、明るく席に着く。
「俺と同じで無理矢理連れてこられたパターン?」
「さっき道端で声かけられて」
着いてきたんだ。
「は?じゃぁ、誰も知らないわけ?」
「うん」
「そんなに彼女欲しいならもっと積極的に話さないとダメじゃない?」
「彼女が欲しいわけじゃなくて、誰かと話がしたかったんだ」
そう呟いた彼の目はキラキラとしている様に見えて吸い込まれそうになる。
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