ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ。
□続・過去拍手。
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『ゆっくり歩こう。』にのあい編。
今日は寒空の下、番組の収録。
風が冷たい。
「ニノ〜！」
今回は２人でのロケ。
ニノはスタッフから少し離れて橋の上から空を見つめていた。
「スタッフからコーヒー貰ってきた」
はいと紙コップを手渡す。
「今年は東京にも雪積もらないかな」
紙コップを両手で持って黒い液体を見つめながらニノが呟いた。
「なんで？」
「…なんとなく」
綺麗だしとポツリ。
時々、ニノが遠くに感じる。
こんなに長い時間一緒にいるのに。
強そうに見えたり、弱そうに見えたりする時もあるし。
もしかしたら色んな漠然とした不安みたいなものなのかな。
ニノは俺よりも器用だし、何でも上手くこなせると思っていたけど…
「雪降ったら温泉でも行こうか」
「そうだね〜」
って相葉さんと？
「当たり前じゃん！誘ってるの俺だよ？」
「２人で？」
「そう」
「…そう」
その返事って嫌がってるの？！
大げさに驚けばニノが笑う。
「週刊誌に撮られるかもよ？」
意地悪な顔をこちらに向けた。
「いいよ〜♪ニノとならみんなに知られたい」
世界中の人に知ってもらいたいな。
end
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