イロンナハナシ。

□アイノカタチ。
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あいつとの出逢いは今から数年前。


まだ俺も駆け出しで、モデルの仕事だけでは生活は苦しくて、それでも魅せる仕事に憧れ、無我夢中で前を向いていた時期に、同じモデル仲間から紹介され知り合った。



“相葉雅紀です。宜しくお願いします”


ハキハキとした挨拶をする彼。

宜しく…とは挨拶を交わしたものの、単に友達に誘われ、何の目標も無く、この世界に入って来た雅紀に対し、イライラしていて初対面の印象は悪かった。


でも、それからすぐに雅紀の友達がモデルを辞め、こいつも辞めるだろうと思っていたが違っていた。

その当時の俺と同じ様に遊び半分でこの世界にいられると邪魔だと露骨に嫌がらせと思われる様な行動を取られているらしいと噂で聞いた事もあったが、仕事で顔を合わせた時はそんな素振りも無く、明るく振舞っていたように見えた。



それから何度か一緒に仕事をし、機材の故障で撮影が中断して、2人で楽屋で待つ事があった時に突然、雅紀から話掛けられた。






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