イロンナハナシ。

□充電。
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最近の翔くんは馬鹿みたいに忙しくて、ちょっとくらい手を抜いてもいぃんじゃないかって思うけど、一度走り出したら止まらない真面目な翔くんだからそういう訳にもいかず、ただ細い彼を遠くから見守るだけだった。




「おはよう」



「おはよう。智くん、今日は早いね?」



珍しく早く目が覚めて、予定の入り時間よりも早く局へ向かい、今日は一番早いかなと思っていたのに、ドアを開ければ、疲れた顔をしてパソコンに向かう翔くんがいた。



「翔くんこそ早いな。疲れて入り時間、間違ったのか?」



嫌味とも取れそうなその言葉に翔くんは気に留めず、やっぱり疲れた顔で

「朝の撮影が予定より早く終わってね。家に帰るにしたら時間足りないし、どっちにしてもやらなきゃいけない仕事もあったから楽屋で出来るかなと思って真っすぐ局入りしちゃった」

乾いた笑みを一瞬、おいらに向けるとすぐにパソコンと睨めっこ。



パソコンと向かい合う翔くんの背中を見ながら、おいらはソファーに座る。






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