アリガトウゴザイマス。

□充電。2
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最近の嵐はありがたい事に忙しくて、加えて個人の仕事も増える一方で、ちょっとくらい手を抜きたいなって思う瞬間が無いとは言わないけれど、立ち止まると全てが駄目になってしまう様な気がして、心に吹く冷たい風は無視して、目の前にある仕事に向かっていた。


今日中にレポートをある程度仕上げておいた方が楽だよな…

報道番組で必要な経済の資料を机に広げ、パソコンでデータの整理。


「この言葉も入れておきたいな…」

パソコンに向かいながら、資料の多さで整理に苦戦していると、ノックもせず楽屋のドアが開いた。


「おはよう」

そこには愛しい智くんが立っていた。


「おはよう。智くん、今日は早いね?」

マネージャーから言われている入り時間にはまだ早くて、いつもなら遅めに来る彼にちょっと驚きながらも、智くんの放つ優しいオーラに心に吹く風が少し暖かくなるのを感じた。








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