アリガトウゴザイマス。
□12月24日。
4ページ/7ページ
“限界がきた”
浮気相手だったとしても、彼に触れられたこの半年は楽しかった。
良い思い出しかない今、ここで離れる決意をすれば、松潤とこれからも良いメンバーとして友人としていられるかもしれない。
一時の過ちだったと松潤は思うかもしれないけれど、それはそれで過去として処理してくれるなら、この関係を解消するもの今なのかもしれないと。
一度も愛してるも好きだよともお互いに言わない関係だったけど。
とっても幸せな半年だった。
「やめよっか」
肌を合わせた後、汗を流しにシャワーを浴びた松潤がリビングに戻って来た直後、俺は明るく言った。
.