sunroom
□草食動物と僕
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と、思ったけどやめた。
布団と枕の隙間から見える顔があまりにも気持ちよさそうで、これを殴って起こすのは無粋な気がしたのだ。
それに
「ん……ひば…り…さん…」
なんて、寝言で僕の名前を呼ぶんだから、もう完全に起こす気なんて失せた。
僕は布団から垂れていた草食動物の手に指を絡めると、ベッドに寄りかかり眠りについた。
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