アルファ・α・ストーリーズ

□第5話 最強・最凶・最狂
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ガッタンゴットンガッタンゴットン……
神崎とアイは荷車にのせられていた
ア「私達どこに連れていかれる
  のでしょうか?」
神「たぶんkeymanのトコだろ」
ア「そうだ説明を!」
神「まぁそう急かすな」
ピッ『mode:world』
神「この世界は
  『クガミによって創られた
   魔法と科学が融合した世界
   クガミが集めた者たちがすむ』
  らしい」
ア「ずいぶんとスケールが大きいですねぇ
  クガミさんって今回の
  keymanですよね」
ピッ『mode:keyman』
神「調べれば調べる程
  恐ろしく、興味深い人物だ
  見てみろ」
ア「なになに……
  えっと……
  人を何億人も殺してるんですか?!
  でも異世界の人を殺したら
  自分の世界も……」
神「よく見ろ、
  クガミの出身世界は
  α-systemでも不明と出てる
  もう滅んだと考えるのが自然だ」
ア「そうですか……
  しかも不老不死……」
神「人を殺す反面
  助けることもある奴でもある」
※くわしい説明は
 サイト『洸夜ノー突』を見て下さい
ア「……なんか悲しい人ですね(グスツ)」
神「泣くなよ(焦)
  あんたが泣いても何も解決しねぇ」
ギギー
荷車がとまった
神「もう着いたみたいだぜ
  さてと、会ってみるか『化け物』に」
?「おや?あなた達は誰ですか?…メンバーでは無いようですが……」

荷車が止まったすぐにスーツ姿にインテリメガネを掛けた男が話掛けてきた

神&ア「!?」

いきなり聞こえた声に驚く二人、だがアイルーは気にした風でもなくその男に近づき話始めた

アイルー「にゃにゃ!フェルワードさん、この人達はいきなり現れた僕のことを言い当てたんですにゃ、怪しいので連れてきましたのにゃ」

フェルワードと呼ばれた男は半ば呆れながら

フ「はぁ〜、このお二人に連れて行く了承は取ったのですか?」
アイルー「にゃ!………すみませんにゃ……」

目に見えて落ち込むアイルー

フ「……まあ、一つの経験ということで許しておきますが、こちらのお二人にはちゃんと謝っておいてくださいね?」

フェルワードに言われて、神崎とアイに近づき

アイルー「……すみませんにゃ……」

アイルーは瞳に涙を溜めながら神崎とアイに謝った

ア「(か、かわいい///)」
神「あ、ああ」

アイはアイルーの可愛さに悶絶し、神崎は唐突すぎた展開により僅かにうろたえる

フ「私からも、すみませんでした、この子も謝ってるので許してもらえないでしょうか?」

どこからどうみても、自分の子供が近所に迷惑をかけてその子供と一緒に謝りに行く親そのもの………そもそも「この子」と言ってる時点であれである……

神「別にいいが……k-maじゃなかった」
フ「?」
神「『クガミ』に会わせろ」
フ「別にかまいませんよ?」

―ズコ!

何かしら盛大にこける音がした…脳内で、実際に誰かがこけたわけではない
神「ったく、セコムしてねーのか?、長島さんキレるぜ」
フ「せこむ?ながしま?」
神「こっちの話だ」
フ「…むしろ会いたいと言うでしょうね、トップは」
神「怪しくねーの?」
フ「この世界『ヴェルト』に来てる時点で十分怪しいですよ」
神「だったr」
フ「何故なんて聞きませんよ?いくら怪しい人物でも、この世界に独自に来たとう言うことでお祭り騒ぎですから」

なにやら意味のわからないことを言い出した

ア「お祭り…ですか…何で?」
フ「理由ですか?異世界からの訪問者、それだけで十分ですよ」
神「…いろんな常識があるからな」
フ「はい、ここで貴方方の常識が通用するとは思わない方がいいですよ?」
ア「はあ…」
フ「例えばですね」
神「ほう?」
フ「私は吸血鬼ですよ?」
神「へぇ…」
ア「!?」
ピッピッ
神「嘘じゃなさそーだ(小声)」

フェルワードの爆弾発言、フェルワードとしては「この世界に来るぐらいだから吸血鬼ぐらいは知っているだろう」的な感覚だったが

ア「吸血鬼っているんですか!?(小声)」
神「そりゃいるだろ、前回は宇宙人と会ったし(小声)」

小声で話し会ってた

フ「?まあ、普段は吸血鬼としての能力は封印してますけどね、それではトップの元へといきますか?」
神「頼む」

フェルワードを先頭に神崎、アイと続いて…アイルー?

フ「あなたはもういいのですよ?」
アイルー「にゃ!ちょっと食堂にいこうかにゃと…」
フ「そうでしたか」

……歩き始めた
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