短編

□終わらない連鎖
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例え話をしよう

大丈夫、君はただ聞いていればいいから







終わらない連鎖









『ねぇ‥』


その空間には少女と少年がいた

空間にはその2人だけが許されるような雰囲気が漂っていた


少女は絵本をペラペラ、とつまらなそうにめくっていた



『だいたいのお話は王子様とお姫様がでてきて結婚して平和的に終了するよね』



少女はつまらなそうに微笑んだ





『普通無理だよね、まぁその中の代表作が人魚姫かな‥』


『‥人魚は幸せだったかもしれない』


少年はぼそりと言葉を呟いた



『幸せ?あれはただの人魚姫のエゴだよ
王子様と結ばれないなら泡になりますって‥どこの悲劇の主人公だよ‥
くだらない、きれいごとは好きじゃない』



『つか‥シンデレラとかあれ、絶対無理でしょ
あの場は幸せかもしれないけど後々お金なくなるって‥』



『‥幸せは人それぞれだろ』


『バッカみたい』


ケラケラと笑い出した少女は油を絵本にばらまきライターで火を付けた



『幸せ、なんて有り得ない!』


今度は高笑いをしだす少女の姿に少年は溜め息をついた






あとがき


いつも以上に意味不
精神してきます‥

 

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