短編

□白を朱に染めて、
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朱が広がる視界


何の為にここまで来たのだろう‥











白をに染めて、











戦場を駆け巡った




たくさんの血が流された


みんないなくなった



返り血が気持ち悪かった


それも気にしてはいられない



相手をただ殺すことだけを考える


それが使命だと思えるほどにー‥




『‥っ』


一瞬の隙でも命取り


私は隙はみせない、強く気高くいる



相手の喉に迷いなく刀を振るう


迷いなどない。



ーゴロン

頭が足元に転がる

悲鳴を上げる暇も与えない



切断部分から血が吹き出す



それをいっしんに受ける



ーなにが駄目だったんだろう




私はただあの人といたかっただけ



いつの間にかこんなに朱に染まってしまった



横に存在していたかった

ー後悔はしない


私が決めたことだ




この戦いが終われば貴方に会いに行こう



はやく終われせよう



私から貴方を奪った愚かな者たちから


貴方を返しては貰えないから私は代わりに“命”を貰うよ





私は悪くない、私からあの人を奪ったのが悪い






私は悪くない








はやく貴方に会いに行こう


そしたらまた笑えるから


貴方が私に教えてくれた真っ白なココロ




今では真っ赤な朱に染まりました



いつか必ず貴方に会いに行きます




だからそれまではただ朱に染まるココロに身を委ねて


歪んだ世界に身をあずけよう‥





END



あとがき


時代的に尊皇攘夷?


幕府は攘夷志士を殺してしまいますからね


それで主人公の師である恩師は幕府に殺されたわけです


よくある復讐話です


今回も駄文すいませんでした

 

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