短編

□焦がれて
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見えない

見えない、みえない







焦がれて






手をのばした、握り返してくれない


みえない、貴方が



みえない、みたい貴方を、ヒカリを



私がずっと望んでいたものが消えていく



突き放されても、貴方を望んでいる



闇に奪われる



躯なんかいらない、


ただ欲しいのはひとつの輝かしいほどのヒカリ




近付きすぎれば躯が消えようとも強く、強くヒカリを望み



まだみたい
(世界を)


消えないで
(私の前から)


あと少しだけ
(許してください)





私にあの人の笑顔を



多くは望まない


身をこがしてしまうから


私は墜ちない



ただ傍にいたいだけ



みえない、みえない



闇に誘われる



少し待って



まだ墜ちれない



貴方との約束



守れたら私は深い闇へと墜ちるから




この躯を闇へと捧げるから




私からあの人をとらないで




みえない、みえない



貴方の笑顔が



私の大好きな貴方の笑顔が‥



END



あとがき



意味分からん

貴方→主人

私→従者


的な感じ


みえない、みえない 言ってるのは病気で眼が見えなくなってるんです


しかもだんだんと徐々に

いつ見えなくなってもおかしくない状況みたいな


 

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